フェンダー・ローズに愛された男、INO hidefumiによる最新作。本人のボーカル曲の解放、波打つ美しいメロトロン・サウンドの導入、電子音楽、ひとり多重コーラス、自身の抱える4人編成のバンドサウンドなど、これまでの作品やパノラマなライヴ活動が凝縮されたアルバムとして結実。はっぴぃえんどやティンパンアレイのメンバーとして在籍し日本を代表する音楽家、鈴木茂氏が2曲参加。近年ライヴ活動を共にしている鈴木茂の職人的ギター・サウンドとINO hidefumiの記名性の高いロマンティシズムの色彩が融合し、男泣きしそうなハードボイルドで独特なポップネスがフィルム・ノワールのような後味を残し心に染み入るーー。目に見える現実を飛び越えて、あらゆる感情が解き放なたれた未来への希望溢れる11篇52分13秒。
1. 闇からひかりへ (作曲: 猪野 秀史)
2. グリーンティ (作詞・作曲: 猪野 秀史)
3. ハローイッツミー feat. 鈴木 茂 (Electric-Guitar) (作詞・作曲: T. Rundgren 編曲: 猪野 秀史)
4. クライミーアリヴァー feat. 鈴木 茂 (Electric-Guitar) (作詞・作曲: A. Hamilton 訳詞: 島村 葉二 編曲: 猪野 秀史)
5. 目醒めの木 (作曲: 猪野 秀史)
6. 思えば世界はあまりにも美しい feat. 藤原 ヒロシ (Acoustic-Guitar) (作曲: 猪野 秀史)
7. 空飛ぶ絨毯 (作曲: 猪野 秀史)
8. ありあまる自由のなかで (作曲: 猪野 秀史)
9. 月に吠える (作曲: 猪野 秀史)
10. アイランドレター (作詞・作曲: S. Otis 編曲: 猪野 秀史)
11. 愛することの幸福 (作曲: 猪野 秀史)
2013 卯月 INO hidefumi :
「ありがたいことに自分の音楽を聴いてくれる人がいて、僕はただただ曲を書いています。自分の仕事を黙々とやっていると自分が嬉しくなってくるし、音楽の力によって心がマッサージされて、感情が解き放たれることに喜びを感じます。何に突き動かされているのかは分からないけど、ただ黙々と自分のやるべきことをやる毎日。そして、いい曲が出来たり、いい人に会えたりすると、進まなかったことが前に進みだす。気づかないだけで、世の中には愛が溢れていることに気づかされる。2年前の震災以降、いろんなことを考えたり学んだりしましたが、とにかく今まで以上に、自分の人生と仕事に没入した2年間でした。大切な家族との時間、仕事、友人、隣人。
これからも自分のやるべきことや、役目みたいなものをしっかり生き抜くことで、きっと何かに繋がるものだと思います。ありあまる自由のなかで愛することの幸福。まずは自分を愛し、自分が変わらなければ何も変わらない。毎度ながらアルバムの制作には少々時間がかかりましたが、納得するまでやった!中途半端なものは響かないしね。インスピレイションに導かれながら辿り着いた先にあったものは“NEW MORNING”新しい夜明け、というアルバムに。月に吠えたくなるような夜があったとしても、今日という日をスタートに。今日という日が人生最後の日だとしたら、ごく当たり前のことがこんなにも光輝いた_奇跡だったんだなぁと、心から感謝したくなる。毎日がみずみずしい希望の朝を迎えられますように。未来への希望を込めて、闇からひかりへ」
PROFILE :
ミュージシャン。 5歳の頃、母親に近所のお菓子屋さんに連れて行くからとそそのかされ、クラシックピアノを習い始めさせられる。期待の大型新人!(身長)として2004年に7インチ・レコード「ビリージーン!」でデビュー後、7インチばかりを発表し続け2006年にようやく1st.アルバム「Satisfaction」をリリース。フェンダー・ローズをメインにシンセサイザーなどの電子楽器を取り入れ、アルバムごとの多彩な遊び心溢れる音楽性と記名性の高いロマンティシズムの色彩を纏い、現在に至るまで数枚のアルバムやDVDを発表。自身の抱えるミニマムなバンド・セットで精力的にライヴ活動を行い、感情が解き放たれるステージと清廉でリリカルなサウンドは実験音楽からポップ・ミュージックのリスナーまで、幅広い層の心を揺らしながら浸透中。
■2013年5月30日発売
| 販売価格 | 3,080円(税280円) |
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| 型番 | CD_IN077 |
| 在庫状況 | 残り 1 枚 売切れ間近! |