レイト - 君を愛す [CD] EASEL (2013)【取り寄せ】

2,409円(税219円)

商品の説明

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時間がかかった。ファースト・アルバム『明日など来るな』でデビューしたのが2008年。すぐに次作の制作に入るが、レイト本人が連絡を断ち、レコーディングは中断(それらの楽曲は結局ミニ・アルバム『さよなら昨日』として発表)。その後、制作を再開するも、震災をはさみ、レイトは再び連絡を断つ。劣等感、焦燥感、自己嫌悪。絡みつくような混沌とした感情の渦から、距離をおく必要があった。自分自身を認め、自分の想いを音にするために、独り静かに頭をからっぽにする時間が必要だった。

 リリースとしては3年ぶり、フル・アルバムとしては5年ぶり。ヒップホップのみならず様々な音楽をクロスオーヴァーさせるこのセカンド・フル・アルバムは、レイトが自分自身や現実を受容し、外へ歩き出す記録でもある。彼なりの不器用な自己肯定宣言「それを愛す」、自身の苦悩をバスケ部で苦しむ少年に重ねる「少年R」、本当に救いたい人を救えない、自分は歌を歌うしかできないと知る「連鎖」、自分の理解されなさ、他者の不可解さに戸惑う「野獣」。そして「死にたい」という“君”へ率直な想いを綴る「君を愛す」まで。クソみたいな現実を前に、そこから這い上がる言葉の数々が並ぶ。故郷・金沢から上京し、レイトは一人暮らしを始めた。周囲と、そして自分自身と、なんとかうまくやる方法を彼は今も探している。それはつまり自分を、他人を、世界を許し、愛すること。「君を愛す」。この作品は、もがき苦しみながらもそう叫ぶまでの道程でもある。


1. それを愛す
2. 少年R
3. 最強な俺
4. 夜光線
5. 連鎖
6. 黒い春
7. 野獣
8. いかれたひと
9. 真夜中の王国
10. 轍
11. 荊棘の園
12. 君を愛す


扉の向こうに君はいる。鍵はどこだ。隠し持つのは誰だ。幼いオヤジか、ケバい美人。はたまたいつも居るお前か。自称救世主。ただの自惚れ屋。堕ちるとこまで堕ちろ。ソフトに残酷。中身はエグい。醜い笑いを聞け。胸を抉る劣等感。喉を舐めるナイフ。言葉で愛して目で憎む。君を救いたい。そんな自分が大嫌い。口に出す程、嘘くさい。気がつけば増えてる君。君も君か。破れた瞳に映る静かな夜景。最新の悪夢が下水管を揺らす。買わなくてもあるリアルを売る男。こっそりと外す虚無感の足枷。楽しいだけじゃない、苦しい。かっこいいだけじゃない、強い。主張したくなるくらい弱い。好きな君も嫌いな君も鏡。近い答えほど痛い。心に響いた? 何か残った? 死ぬな。―レイト


PROFILE :
石川県金沢市出身。「トイレ」を逆から読んだ名を持つラッパー/トラックメーカー。2008年、アルバム『明日など来るな』でデビュー。同作でREMIX誌年間ベスト・ディスクにランク・イン。FUJI ROCK FESTIVAL 2009 出演。2010年ミニ・アルバム『さよなら昨日』リリース。客演もいくつか。


■ 2013年5月2日発売


その他の詳細情報

販売価格 2,409円(税219円)
型番 CD_RE037
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