タカツキ愛好家のためのアルバム。SUIKAやサムライトループス、ilalaなどヒップホップ、そして日本の音楽に新しい色彩を提示した、タカツキの丸四年ぶり4枚目のソロアルバムは、彼の愛する暖かくシンプルな音楽と独特の世界観の言葉で彩られた宝石のような10曲37分。ゲストボーカルを一切起用せず、はやりに流されたりコラボレーションで薄める事なく自分の愛する音楽を信じてデザインされた、まさに『タカツキ愛好家のためのアルバム』暖かく広がりのあるサウンド 世界中で愛されフランスツアーも好評を博したタカツキ独特のサウンドは、ウッドベースが全編に使用されている。暖かい音色のピアノやギター、エレピといった生楽器とサンプルが導入された独特の柔らかさと広がりのトラックは日本、世界のどのト ラックメーカーの類を見ないタイプの音楽に。 ATCQ同様にジャズやソウルミュージック、果てはレゲエやフィッシュマンズ、はっぴいえんど、山下達郎や伊藤銀次のような良質のシティポップがhiphopの強靭さを得て甘く広く展開されている。

　洗練された言葉達 ラップは、Q-tipやthe roots, モスデフやNasを敬愛している事がわかる発声とリズム、そして日本語にオールドスクールラップの血を違和感なく注入した実験的な言葉達...。 普段ラップを聴かない人こそ彼の曲を一度聴いてみてほしい。作詞家としてリクオやAHBあらゆるジャンルに詩を提供している。 パフォーマンスは、当時Ken the 390、TARO SOUL、降神、MSC、サムライトループスのメンバーや小林大吾、錚々たる面子が競いあったSSWS「新宿スポークンワーズスラム」にて初代グランドチャンピオンとなる程の実力派。独自の成熟を向かえた歴史的アルバム 『音楽で世界を変えたいと思ってはいる。でも僕の音楽と言葉は、警鐘や告発するのとは違うやり方をずっと模索していた。もっとしなやかなやり方で。』混迷する世界、都市に足を止めて立ち向かう人たちに風を送るべく鳴り響いてくる「旅人のリズム」はタカツキから発信されたグッドミュージックそしてメッセージミュージックの両面を備えたこれからの音楽史の最重要アルバムだ!


TRACK LIST :
1. 旅人のリズム
2. わらってくれてありがとう (夕餉のハンナ)
3. アカツキ・コンダクター
4. 不眠症のバンバータ
5. できるなら京都で
6. 深海のおき火
7. ものわすれの神様
8. あかままのはな
9. music,
10. よあけのことづて (in Case of Ms. Fatima)


PROFILE :
ウッドベースを弾きながらラップするという世界でも類をみないスタイルをもつタカツキ。彼の詩世界は「黒猫は眠らない」、「ほたる石/くじら岩」など楽曲タイトルからも興味をそそられ、鋭い観察眼とあたたかいユーモアに満ちている。ブルージーなどこか哀愁を帯びた声でラップの範疇を超え表現力豊かに世界を鮮やかに描き出す。学生時代に在住した京都の空気に色濃く影響され、ときおり京都独特の優しい関西弁や語彙で語りかけるのも彼の魅力の一つだ。作曲もこなしヒップホップ/ソウル/ジャズ/レゲエをふんだんに取り入れたどこか懐かしくも鋭いトラックは独特。iLala、SUIKA（ポエトリーミクスチャーバンド）、Samurai Troops（5mc+1djのユニット）など様々なスタイルで全国ライブを展開。野外フェス等の大型ライブのときはドラム、ウーリッツァー（タケウチカズタケ）、ギター（渥美幸裕）とウッドベース弾き語りの「タカツキバンド」編成で全国各地を旅する。特にフランス国内でも彼の人気は高く既にCDが流通され、WEBや紙媒体、NO LifeTV(フランスのMTV)でも大きく取り扱われ2007年4月にはフランスツアーも行われた。また彼の魅力はHIPHOPや音楽だけの範疇に留まらず、瀬戸内寂聴「源氏物語」の朗読や、京都出身のシンガーソングライター「リクオ」がタカツキの「同じ月を見ている」をカバー、AHB(ア・ハンドレッド・バーズ)最新アルバムの作詞、雑誌「FADERJAPAN」の連載文筆家やイラストレーター他あらゆる方面でマルチクリエイターとして注目を集めている。“世界遺産”、”僕らの音楽”等でSONY環境企業CF「BE SIMPLE」放送中。

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