日本のHIP HOP黎明期において原宿のホコテンでDJ KRUSHらと活動を始め、後に伝説のB-FRESH POSSEのメンバー（MC BELL、CAKE-K、DJ KRUSH、DJ SEIJI、DJ BEAT、MURO他）として活動。現在のシーンの礎を築き、95年以降現在は北海道?札幌を活動拠点とするDJ SEIJI。20年を越えるキャリア、そしてそれに裏付けられたスキルを持ってDJ HISAのレーベル"SOUTHPAWCHOP MUSIC PRODUCTION"のMIX CDシリーズ「Undergroud Railroad」に再登場！！



TRACK LIST :
01. DJ SEIJI / INTRO
02. BOOSTIN' KEV / THAT BE BOOSTIN'
03. GEMINI / SUPER G
04. SPARROW / RHYME IMPOTENCE
05. SHORTY LONG / MY PEOPLEZ
06. HILLFIGUZES / PAIN
07. RAHSHEED / KEEP KICKIN THAT
08. KINGS OF SWING / THIS IS WAY WE ROCK THE HOUSE
09. DEVON NOAH ALLAH / BRONX CRIMINAL COUNTY
10. GODFATHER DON / PIECE OF THE ACTION
11. BORN PREDATORS / HUSTLER'S HALL
12. YG'z / 1ST & 3RD
13. CRAZ / STEP UP
14. DA GRASSROOTS / PRICE OF LIVIN'
15. POLECAT / OUT TA FLIP
16. K B DUB / LIFE'S A BITCH
17. THE LIVE ONE (J-LIVE) / SHIESTY
18. DOPE AND A GUN feat. KOOL CHIP & BODY GOD / I GET OPEN
19. DOMINANT SPECIES / PAIN TO THE BRAIN
20. THE BANCHEEZ / START MY MISSION
21. DRAZTIK MEZURZ / I CAN'T SLEEP
22. DA ZIP CODE 48203 / ZOOM SHACK-A-LOOM
23. PARTNERS IN POETRY / PARTNERS IN POETRY
24. BINARY STAR / NEW HIP HOP
25. POLECAT / MAKE THE PAPER
26. M. F. GRIMM / DO IT FOR THE KIDS



PROFILE :
　前作DJ BUNTAからバトンを受けたDJ SEIJIは90年中期の独特なスモーキーな匂いの中に90年代前半のマイナー系NEW SCHOOLも付加し、更なる選曲の幅を見せつけた内容になっている。Boostin' kevやGemini等のスモーキーアングラで序盤からヤバい二枚使いを聞かせつつ、Trk.3ではボルチモアの怪物、現在の中古市場でも確実に5万円以上はするであろうSparrow / Rhyme Inpotenceを収録（しかもそれを二枚使い……）。Trk.6のKings Of SwingやTrk.12 Yg'zのプロモオンリー盤等で93年産のDOPE NEW SCHOOLをアングラの中に違和感無く混ぜて聞かせ、流れはILLな中盤へと展開して行く。

　この中盤ではアングラの独特な空気感の"スモーキー"な感じや、"ILLなネタ使い"な、楽曲を存分に繰り出し、華麗なスクラッチや二枚使いでさらに洗練！アングラヘッズ達の心も鷲掴みにした中で次に出現するのが、"ハーコー"という言葉が似合いすぎるであろう今作のCDの中ではまさしく一番のレア盤Trk.18 Dope And A Gunが登場。マイナーNEWSCHOOL好きや、アングラ好きからは究極にレアとも言われ、海外や日本のオークションでも10万超えの記録を連発しているまさに化け物皿だ。化け物経由のその後には殺人級のベースラインが待ち構えているThe Bancheezや同ドラムつなぎからのDraztik mezurz等でテンションも最上へ突入し、その上がったテンションを維持しつつ、かっこよさを下げる事無く徐々に徐々にとDOPEから美しくオシャレな流れに自然に持ってかれた後半へ。

　全体を通してDJ SEIJIが作り出すまさに『New Hip Hop』なTrk.24 Binary Star - New Hip Hopからオシャレなネタ使いのレアアングラPolecatへとつづき、今作の締めを飾るSDP/Summer Jam 95と同ネタBobby Hutcherson使いのM.F.Grimm / Do It For The Kidsラストに収録。CDだけでなく今年の夏もUndergrooud Rrailroad色で締めくくるラストになっている。ただレア盤を収録するのではなく、キャリア20年を超える実績から繰り出す二枚使いやスクラッチ、選曲、つなぎ、更には現在も自分のその足で中古レコード屋に行き、常にDigする心を忘れないDJ SEIJIだからこそ出せる"味"がある。節目のVol.10にてDJ SEIJIが再登場するという事はこの先一体誰が登場するのか気になる所であるのは言うまでもない.........。

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