INNER SCIENCE - EVEN AND VARIED [MIX CD] BLENDING TONES (2009)

1,572円(税143円)

商品の説明

INNER SCIENCEによる最新ミックス音源は、多彩なブレイクビーツを確かな構成力で聴かせる "Points of light breaking through from the new day" と、現場でのDJプレイで培った感覚を全面に打ち出した "Even and Varied" の2作品同時リリース!

 同時リリース2枚目となる本作は、ギターのやわらかなフレーズと電子音が染み渡る "Chilled by nature" のwindsurf remixからスタート。前半部分はbpm110あたりを中心として構成され、ピアニカの音色が南国感満点な"Lexx"、軽快なドラムとエレピの感覚がフレッシュな"Osborne"などの軽快なトラックが続きます。ゆるい夕方から徐々に日が暮れ、そして夜になっていくかのように少しずつ楽曲のトーンをシフトさせ、"Dolle Jolle"のTodd Terje remixをポイントにそこからさらに深い夜へ。淡々と踏み込む4つ打ちの上でスペーシーな世界感を展開する"Mark E"、そしてダビーなピアノのリフとブーストされたドラムマシンの音色が鮮烈な"Rocha"によるコズミックアシッドトラックを経て、本作はbpm120を中心とした後半のセクションへと突入します。

 イーブンキックの質感とシンセアレンジのスケールの大きさが素晴らしい"Phil E"、磁場が狂った様な壮絶なエレクトロニックサウンドを鮮烈に響かせる"Isolee"を経由して、Echocord?"Vince Watson"といった、Black SmokerからリリースされたMIX CD"Them of the aspects"の内容にも通ずるDUB感溢れ返る楽曲を展開する後半部序盤。真夜中を駆け抜けるような疾走感溢れるそんな楽曲から続いて、"Thomas Felmann"の美しすぎるアンビエントトラックでブレイク後、そこから更に夜を更新していくかのように"Ytre"や"Henrik Schwerz"の楽曲へと続き、美しい旋律がまだまだ終わらない夜を彩りながら、ミックスは優雅に、そして静かにフィナーレを迎えます。ゆるめの夕方から始まり、徐々に集中力を増してそのまま真夜中に潜り込んでいくようなイメージの本作。楽曲へのエディットを積極的に行いながらも、しかしダンスミュージックとしてのグルーヴの醍醐味、その魅力の一端を一つの流れにまとめあげる事に成功した、全編を通してじっくり聴かせる一枚です。



PROFILE :
 西村尚美によるソロ・ユニット。制作面では力強いドラムのグルーブと、きらびやかでメロディックな音色が絡まるカラフルな世界観を構築。イーブンキックからダウンビートまで振り幅の広いリズムとやわらかなアンビエンスをダブ・ミックスとリアルタイム・エディットを駆使して紡いでいくスタイルでのライブと、そこから派生/拡大解釈した音源ソースを大胆にプレイするDJイングには定評があり、一括りにはし難い様々なパーティー現場を日々飛び回る。自身の音楽活動のみならず、様々なアーティストへのエンジニア・ワークや、レコード・ジャケットやアパレルのアート・ディレクション、プライベート・レーベル"PLAIN MUSIC"の運営など、多岐にわたる活動を続ける。

 2009年は、9DW(CATUNE)やMarie Digby(Avex)へのリミックス提供、ドイツの"PROJECT MOONCIRCLE"から"DISC SYSTEM meets INNER SCIENCE"(ROMZ)のアナログ盤をワールド・リリース、同レーベルのV.A"Silent in truth"にも単独作が収録されたほか、東京・お台場にある日本科学未来館のプラネタリウムのコンテンツ"BIRTHDAY"(2009年1月10日公開)の音楽制作を担当する等、文脈やフォーマットを限定しない多彩な活動を展開中。ここ最近は、自身の2年振りとなるソロ12inch"Concentrates e.p."を9月に、アナログのみで展開していたAZZURROとのスプリット"Attributions"のCDアルバムをHYDRA Recordsより11月18日にリリース。


その他の詳細情報

販売価格 1,572円(税143円)
型番 CD_IN053
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