今回初となるBARBERサイドの企画から始まったMIX作品。今やヒップホップカルチャー、ライフスタイルから切り離せいないBARBER SHOP。今作はそのバーバーサイドからの提示、全国のCD SHOPは勿論ですが、バーバーショップでも取り扱い&店内で楽しんで頂きたい作品です。MIXを担当したのは職人！御大DJ KIYO氏が担当。ジャケットはfrom I HOPE SOからROTO！

ギリギリ昭和生まれで、10代からHIPHOPを聴いて育ち、実家が床屋でその仕事を継いだ自分からすれば、今現在これだけ『HIPHOP』と『BARBER』がブームになっているのは未だ戸惑ってるっていうのが正直な気持ちです。 「まだRAP聴いてるの?」とか「なんで美容師じゃなくて床屋なん?」まあまあ言われてきました。ほっといて欲しいとよく思ったものです。その2つが今ブームです。小学生がHIPHOPを聴いて床屋がバーバーと呼ばれるなんて!20代の自分は想像してなかったです。それじゃあ、今は、やっと俺の時代がきた!って僕が なってるかというと案外そうじゃないです(笑)。むしろまたほっといて欲しいって 思ってるところあります。4つの要素からHIPHOPは成り立つと言われていますが、僕は個人的にその要素 に『BARBER』も入ると思っています。修行時代からこれが俺のHIPHOPだと思いながら床屋に励んできました。地元 に帰ってからは地元のプレイヤー達を切ってきました。それからNYに行って本場の BARBERSHOPに立ってみたり、沖縄でミリタリーを切ったり、沖縄のプレイヤー達を切ったり。常に気持ちにあるのは自分がHIPHOPをしているということです。自分が店を任されるようになり、店で流す音楽はこだわってきました。時には レコードだけで営業したり、色んなMIXCDを流したり、その場にいるお客さんのスタイルや店の状態で曲調を変えたり、店で流す音楽はカットと同じぐらい自分にとっては大事なものになっています。MIXCDには各社配信の上で流すプレイリストにはない魅力があります。凄腕のDJが選曲し繋いだMIXを流しながらのカットは切ってる方も切られる方 もグッドバイブスになります。僕は何年か前からBARBERSHOP発信のMIXシリーズを作りたいと思ってきま した。今回その一発目をDJ KIYOさんという間違いないDJにお願いできたのは最高の喜びです。地元のプレイヤーたちにレペゼンされ、カルチャーを守ってるイケてる全国の BARBERSHOPでこのMIXが流れて、店販のポマードとかの横にこのMIXCDが並んでて。顧客のヘッズ達がそれを手に取ってくれると幸いです。(波の上BARBER 代表 江口)


■ 2021年12月12日発売

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