1970年代初頭、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区に住む貧困なアフリカ系アメリカ人の若者達によって生まれた、HIPHOP。当時のRAPは人種差別という問題を抱え育った彼らが世の中の不満を言葉とリズムを刻んで吐き出しながらも、強い信念と情熱と誇りを持って表現していた。だからこそ誕生から30年以上の時を過ぎた今も脈々と引き継がれているのだと思う。その流れの中で現在の日本のHIPHOPシーンはポップミュージックとして一般化され、本来のものとは一線を画している傾向にあることは否めない。だがその状況下においてGRAND SLAMの1stアルバム『THE GOOD LIFE』は、本来のHIPHOPやRAPを継承した作品だと言える。自分達の生き様を無鉄砲なまでにさらけ出し、それが“俺たちなりのGOOD LIFE!”だと言い切るところに“強い信念と情熱と誇り”を感じずにはいられない。また今作は東京のアンダーグラウンドで名高いダースレイダー、カルデラビスタといった強力な面々も参加。GRAND SLAMのほとばしる血潮はもう誰にも止められない!!



TRACK LIST:
1. INTRO
2. FRESH
3. THE LEGEND IS MADE
4. DO MY BEST
5. THE GOOD LIFE feat. Darth Reider, Tsuyoshi
6. GRAND FESTA
7. 自流
8. 36.5℃
9. JEWELRY
10. モザイク feat. カルデラビスタ
11. CHAMPION BELT
12. THIS SONG : //Dis
13. MASTA PLAN
14. MIND READING
15. OUTRO



PROFILE:
　3MC／1DJからなるGRAND SLAM。1996年、MCこまめを筆頭に「天変地異crew」として北関東を中心に活動を開始。2002年よりグループ名を変え、「GRAND SLAM」をスタートさせる。そんな彼らの素晴らしさは、決してクールに気取ることなく、泥臭い人間らしさをストレートに叫ぶ魂の熱さ。今日という一日を精一杯生き抜き、そこで感じた喜び・怒り・哀しみ・楽しみを腹の底から表現する音楽スタイル。世の中に対して媚びを売らない、いわいる“不器用な生き方”こそが、彼ら独自の世界観を築きあげた。
スマートな現代人が忘れがちな“何か”を気付かせるメッセージ性で多くのリスナーの共感を得ている。現在、青山「蜂」でのレギュラーイベント「THEGOODLIFE」を拠点に都内のクラブ（CAMP,NOSTYLE,STARPINE'S,MILK,CLUB CITTA,BANKROBBERなど）で活動中。2006年7月にCDのリリースも予定している。画一的な現在のミュージックシーンを揺るがす大きな切り札（＝GRAND SLAM）となるようなニュースタイル確立を目指す。

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