アーバンなモダン・ファンクとプリミティヴな民謡を横断する、過去誰も鳴らすことのできなかったジャパニーズ・ソウル・ミュージック。日本の音楽地図を極彩色に塗り替えるアラゲホンジのネクストステップ! 約3年ぶりとなるアルバム『はなつおと』(9/7発売)から先行7インチ・シングルをリリース!
アラゲホンジがこういう形の進化を遂げるとは夢にも思わなかった。すでに祝祭感溢れるライヴ・パフォーマンスが各地で話題を集めている彼らだが、この7インチに収められた2曲は、階段三段飛ばしぐらいの勢いでネクストステップに突き進むバンドの現在を映し出している。まずはニューウェイヴ・ファンク meets 神楽囃子とでもいった異常なオリジナリティーを誇る「でたらめ神楽」に度肝を抜かれていただきたい。後半、突如高速化するこの曲は一体なんなのだろう? また、祭り囃子のフィーリングを残す多重コーラスとアーバンなギター・カッティング、打ち込みのビートが重なり合う「Echo」などは、まさかのアラゲホンジ流モダン・ファンクだ。少なくとも僕はこんな曲を過去聴いたことがない。大地に根を張った今だかつてないアーバン・ソウル! 現在進行形のバンドとして常に進化し続けるアラゲホンジ。彼らがいまだ誰も足を踏み入れたことのなかったジャパニーズ・プリミティヴ・ポップの地平を切り開き始めた!
text by 大石始(ライター/エディター)
TRACK LIST :
A1. でたらめ神楽
B1. Echo
PROFILE : アラゲホンジ
2007年、秋田県湯沢市出身のソングライター 齋藤真文を中心に結成。東北地方をはじめ日本各地の民謡や伝統リズムと、汎ブラック・ミュージックの融合を柱に置き、「秋田音頭」、「相馬盆唄」、「リンゴ追分」などのカバー曲にも独自のアップデートを加えて提示する。2010 年には"FUJI ROCK FESTIVAL ROOKIE A GO-GO"に出演し、以降"SUKIYAKI MEETS THE WORLD"、"橋の下世界音楽祭"など、全国各地の音楽フェスに参加。2013 年の2nd アルバム「たからかぜ」発売時には、新聞・雑誌・ラジオなど多くのメディアから注目された。2016年9月、3rdアルバム「はなつおと」をリリース予定。さらなる洗練と進化を遂げた新譜に期待が集まる。
■ 2016年8月7日発売
販売価格 | 1,540円(税140円) |
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型番 | VN_AR018 |