DJ BAKU x POP GROUP

 DJ BAKU x 二木 崇


■ このミックスCDを制作しようと思い立った理由を詳しく聞かせてください。

 次はfeat ALBUMをリリースしようと去年の段階で思っていて、そのリリースの前にまず日本モノだけに絞ったMix CDを聞いてもらって僕にはこういう面もあるっていうのを知ってもらおうと思いまして。今までのAlbumがinst中心だったんで。去年のTour中に沢山の出会いや音源をもらったのもあるし、オーストラリアのTourで日本のAritistが海外で活躍しているのも感じていたし。今一度日本モノの集大成みたいな、ただやっぱり権利関係もそうだし、良い曲が多すぎて1枚にはいりきれなかったですけどね。

■ タイトルに込めた (秘めた) 気持ちを訊かせて下さい。

 "JAP+ADAPTA" ですね。世界に繋がる、接続してくっていう。

■ "KAIKOO With Scratch" の最新系というか、DJミックス作品の最も手の込んだ作品として大いに楽しめました。制作するにあたり、最も気を使った部分は何ですか?

 やっぱりただ新譜をつないでく、Mixしてくっていうモノだと他のMIXものと同じ感じになってしまうからそこは僕の考えだったり、僕なりのつなぎかた、流れ、ストーリーていうのは考えますね。でもじっと考えるというか、最近は普通に体が勝手に動くっていう感覚まできてて。例えばMSCの曲で「不法のメッカ?繁華街のメッカ?」で歌詞がでてきたら、その後に別の曲で「西新宿は眠らず働くターミナル?」ってところにつなぐとか。ぱっと思いつく感じで。 でも思いついた後に本当につなげるかどうかBPMと格闘するんですけど(笑)



■ スターリンのクラシックからZAZENBOYSまでの “日本の尖ったバンド” のサウンドをスクラッチ&リビルドした流れも一つのポイントだと感じました。本人的には、この辺りのセレクトと、ミックスにどんな想いを込めましたか?

 スターリンのあの曲は単純に好きで。でもじゃああの生楽器の曲を打ち込みのHiphopとどうつないでいくか?って思うと、今のところああいうMixしかなくって。AKBAH ATTACKの後ですね。意味的にもノリ的にも、BPM的にも。あれがベストですね。 ZAZENもHIPHOPを感じる曲があるし、そこでBPMもはかった上でああなるっていう。今回ZAZENの曲は一度Rockの世界に飛んだあとにHIPHOPの世界に戻る役割をしてますね。

■ 全体を通じて、日本発のハードコアなインディー・ヒットのショウケース (たとえそれが一部であったとしても) の、ヒップホップDJに出来る限りのアイデアとスキルを使っての世界へ向けてのプレゼンテーションだと受け取りましたが、本人的にはどう思われますか?

 そう思ってくれたら最高!ですね。アナログも、Seratoも使ってできる限りのワザ使いましたよ、でもしつこくしない程度 にとは今回思ってて。基本的には聞きやすく。あとは結構DUB処理もあとからしてますよ。

■ それを踏まえて、今の日本のヒップホップ・シーンを見渡してみて、例えば10年前辺りと比較してどんな印象を持ってますか?また、自身が影響を受けた作品をいくつか挙げて下さい。

 MCもDJもDANCEもグラフィティも技術とか世界的に変わらないところまで来てると思うし、というか、ヘタしたら最先端くらいと思いますよ。ただ、何故かTVとかに取りあげられない人達のほうがレベルの高い人の数は多い気はするんですけれどね。ただMCの人達は日本語だけにある意味 イバラの道をいってますよね、外国の人に理解 されにくいっていう。もし日本語が世界共通語だったら...って思うと日本のMCは恐ろしいですよ。僕の感覚だと日本のMCバトルの優勝者は日本語を使った、世界トップですね。 10年、もっと前...僕が10代の頃はBudda Brandとか証言とか12inchやっぱり買ってましたよ。日本語でここまでいけるのかっていう。



■ "アナログへの愛" が薄まりつつある、と言われる現在、「WALKMAN / ASIAN SEED」を12インチでリリースしての反応はどうですか?また、その2曲や「The 12 Japs」について語ってください。

 まず凄い評判良くって嬉しいですね!instとアカペラはアナログにしかはいってないし、そこで皆で現場で遊んでもらえればっていう。アナログじゃないとあのモワっと包み込むような雰囲気と低音はだせないし、かといってSeratoじゃないとアタマ出しの連発はできない。僕にとってはどっちも重要で。ただジャケットがでかい!とかアナログはインテリアとしても良かったり用途が広い気がするんで、それぞれみんなで楽しめばいいんじゃないですかね?あとその2曲は「The 12Japs」にはいるんですけどもしかしたらちょっとヴァージョン変えるかもしれないですね。『The 12Japs』は簡潔にいうと今僕の思う最高の日本人、12人のMCとの共作で、僕も自分の今まで生きてきた流れや出逢いで自然に作りたかったので、当分こういった作品はだせないと思ってやってますよ。

■ このミックスCDで聴ける、最も頭から離れないパンチラインは何ですか?

やらずにだれる奴は屍(漢)
やりたい放題やるんだ兄弟(SHUREN THE FIRE)
薄っぺらい携帯電話で薄っぺらい友達と会話(志人)
ヤバイニッポンジンCRAZY JAPANESE(BOSS THE MC)
NEW STYLEを送るぜ街へ(YOYO-C)
存在していくHARD COREつまりは俺自身だ(B.I.G JOE)
幸せ?ふたたびベッド(般若)
頭回しながら揺らせよ(CIA)
うまく言えねえがそういう事さ(NORIKIYO)
俺たちには未来がある(いとうせいこう)
etc...............................................

■「DHARMA DANCE」について改めて思うこととは何ですか?また、今後の予定を教えてください。

 DHARMA DANCEは本当にこれからの僕の多くの要素を具体化していくために必要だったAlbumで、これでBAND SETを組むことができて、KANNIBALISMもバンドで再生させる事ができた。MC達の音もバンドでできる事が証明したし、バンド自体もこれから変わっていくし、DJとしてはBPMの幅を広げた事でTECHNOのイベントやオオバコにもでるようになったし、 海外のTourもまわりやすくなった。モシモの時に対応できるんですよ、今は何でも来い!みたいな。でもこのAlbumの本当の力がはっきりするのはあと2年後くらいだと思ってるんですけどね。あとこの中でいとうせいこうさんとやったというのが、もしかしたら今年日本モノでやろうと思ったポイントかもしれないですね。せいこうさんは昔からRapしてたレジェンドみたいな人だからね。

■「Wenod」、そしてその顧客に対してコメント、メッセージをお願いします。

 99年に僕が "DIS-DEFENSE DISC" っていう自主レーベルを立ち上げて、その2年後にWE NODができて。当時から海外、国内問わずレアな音源とかインディペンデントものを取り扱ってた数少ないshopで。そういうところって今ではもうWE NODくらいしかないかも?だからほぼ同期というか、一緒に歩んできた感覚のshopなんですね。海外も国内もレアな音源が揃っているので、買う人の探す楽しみもあると思います。Wenodは流行廃りの関係ないshopっていうイメージもあって。分かりやすくいってしまえばあのお店の人はUndergroundのプロフェッショナルですよ。 あそこで買っている人には「濃い」何かを感じますよ。これからもどうぞ一つヨロシク!っていう感じですね。


掲載 : 2009年4月22日
質問 : 二木 崇 (D-ST.ENT)
回答 : DJ BAKU
JAPADAPTA INFORMATION

ARTIST : DJ BAKU
TITLE : JAPADAPTA
FORMAT : MIX CD
LABEL : POP GROUP
RELEASE : 2009.5.2

PRICE : 2800yen (tax in)
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 僕の初となるオフィシャル・ミックス・CD "JAPADAPTA" は、日本モノに限定した79分/42曲!今回はライセンスに、半年以上時間を費やした極めて合法な初のミックスCDだ!新譜だけをただ並べたワケじゃなく、ここ何年かに生まれたラジオ/テレビでは聞けない、最高の名曲達を埋もらさずもっと多くの人達に聞いてもらうために "今一度おさらいと、未来を予感させる" ミックスに仕上げました。

 10人のMC から特別にシャウト・アウトももらい、ミックス、スクラッチ、ライブレコーディングで、できる限りのワザを使いました。今年リリース予定のフィーチャーリングアルバム "THE 12JAPS" からも2曲収録したよ。日本各地のHEDDZ 達、立ち上がれ!ホンモノの "ヤバイニッポンジン" を堪能してほしい!!

Text by DJ BAKU

PROFILE
 HIPHOPを基盤にしながらもターンテーブルを操り、常に新しいダンスミュージックを提案する、オルタネイティブDJ/トラックメイカー。現在も続くイベントの始まりになった、音楽ドキュメンタリー映画 "KAIKOO/邂逅" を'05年4月にその後の運命をともにする POPGROUP Recordingsより発表。自ら監修、音楽もつとめ、後に発売されたDVDは若者のバイブルとなる。

 '06年6月に待望の1st.Album "SPINHEDDZ" をリリースし、タワ-レコードインディーチャート1位を獲得。同年後半にD- STYLES,Kid Koala,Q-BERTとの共演も果たし、12月にはGUITER WOLFとのスプリットシングル "ULTRA CROSS Vol.3" をSonyよりリリース。'07年THE BUG (ex.TECHNO ANIMAL) 等数々の海外アーティストのRemixを手掛けるなど活動の幅を広げている。そして遂に'08年4月2nd Album "DHARMA DANCE" (ダルマ ダンス) をリリース。前作よりもぐっとBPMを上げてHIP HOP/ROCKの要素を取り入れたDance Music Albumになっている。

 そして2ndアルバムリリースタイミングでDJ BAKUバンド"HYBRID DHARMA BAND"を結成。DJとして、Australia & New Zealand Tourを大盛況のうちに終了させ、'08、年末のKAIKOO vol.10ではBANDとして出演し、超満員のフロアをROCKした。DJのみに留まらず、BANDとしても、音楽に対して常に新しいアプローチを続けている。09年1月、envyの日本ツアーにGUEST DJとして同行。各会場で大反響をうけツアーを終了。現在、自身初となる日本人による音源のみを使用したオフィシャルMIX CD「JAPADAPTA」を今春リリース予定。そして、日本人ラッパー12人とのfeat.アルバム "THE 12 JAPS" 制作中。
■ DJ BAKU Official Site : click
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■ DJ BAKUの自主レーベル "DIS DEFENSE DISC" よりリリースされる、BOOTLEGシリーズ "第5弾" となる最新作。限定プレスで即完売となる人気シリーズ!

ARTIST : DJ BAKU
TITLE : BOOTLEG LIVE MIX VOL.5
FORMAT : 2CD + STICKER
LABEL : DIS DEFENSE DISC
RELEASE : 2009
PRICE :
2625yen (tax in)

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